DODAの「条件は、今よりいい会社。以上。」は勘違い君が集まるんじゃねーのかな
転職エージェントのDODAが「条件は、今よりいい会社。以上。」というCMをやってるけど、なんか煽りまくってるなーという感じがする。
現状に不満を抱えている若者にはグッとくるだろうけど、超上から目線だよね。
会社側からみれば「条件は、今よりいい人材。以上。」となるわけで。
CMにグッとくるのは自分が有能だと感じてる20代の若者かな?
条件は今よりいい会社に反応しちゃう若者は、自分の市場価値を把握できてないことが多いんだろうなと思う。
「ワイは有能なんや」と思ってる人が転職活動はじめると苦労するのはよくあるケースだ。有能感を出しまくってた大手企業に勤めるA君(27歳・年収700万)が、実は取引先の会社名すら知らなかった話もある。
まあ、新卒で大きな会社に入って同年代よりも高い給料貰えば勘違いしちゃうのも無理ないのだが。
自分が有能だと思ってるのは20代までだ。30代半ばから40歳頃には自分を客観的にみて、自分の実力がどの程度なのかを把握できることが多い。
30代後半になって自分が優秀だと勘違いし続ける人もいるけどドンマイとしかいえない。
会社が与えてくれるモノしか見えてない人達は多い
会社への質問で「研修制度はどうなってますか?」や「〇〇手当はでますか?福利厚生はどうなってますか?」と聞くだけの人はとても多い。このタイプは『会社から与えられること』しか考えてないんだろうなーと思う。
高い給与をもらうのだからそれに見合う働きをするなんてことはなくて、仕事が上から降ってきた人達は『何を貰えるか』しか考えてないのよね。子供の頃からそうやって生きてきたのだからしょうがないのだが。
「会社に言われたことをしっかりこなしてきました!」なんてアピールする人は、今の会社にしがみついた方が良いよ。
はじめて転職する人以外は冷静に見るんじゃねーかな
このCMでDODAがターゲットにしてるのは「はじめて転職する人」なんだろう。
「有名大学に入った」
「有名企業に就職した」
この2つは実績がなくてもオッケーだ。だから新卒と最初の転職は上手くいく。
でも、2回目の転職はかなり厳しい。だって実績を求められちゃうもの。利益に繋がらない人を取るような会社はなかなかない。転職希望者が30代ともなればなおさらだ。
転職先で結果を求められた人だって多いだろう。しっかり結果を出して「ワイは有能なんや」って思える人なら次の転職もうまくいくだろうけど、ほとんどの人は自分の平凡さを感じて落ち着いている。
現実との折り合いを付けられない夢見がちな若者の行方はどうなるのかな?
⇒キャリアデザインをする上で大切な3つのステップ